お茶の育て方

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斜面にある茶畑 美味しいお茶は、良い茶葉から。
良い茶葉は健康な茶樹から。
健康な茶樹は健やかな大地から。

生命力豊かなお茶の樹からは、だいたい1年間に3回にわたって新芽を摘み、 翌年の春に再び新芽が出てくるように、しっかり休ませます。

 茶畑写真集はこちら


2月

まだまだ寒いこの時期は、お茶の樹は眠ったままですが、
造り手は春に向けて着々と準備をします。
【この時期の作業】
■ 春肥 : 土に栄養を与える為、油かすなどの有機肥料を与えます。

3月

目には見えませんが、土の中で根がはり始める時期です。【発根】
霜除けのファン
【この時期の作業】
■ 春整枝 :
 古い葉が入らず・育ちやすく・摘み採りやすいように整えておきます。
■ 春肥 :
 暖かくなると動き始める虫を予防します。
■ 防霜 :
 霜はお茶の大敵!
スプリンクラーや防霜ファンを設置して霜が降りないようにします
  霜害についての詳細

4月

4月になり春本番を迎える頃、一番茶の新芽が顔を出します。【一番茶萌芽】
萌芽の約2週間後に新葉が開きます。
以後、約5日に1葉程度の割合で開葉していきます。【一番茶生育】
中耕の様子
【この時期の作業】
■ 芽出し肥 : 育ってくる葉に栄養を与えます。
 芽出し肥後の作業写真

玉露やかぶせ茶の場合は、摘採前約10日〜20日前から、よしずやこも等で覆いをします。
 お茶の冠せ(かぶせ)について

被せる前の茶畑 被せた後の茶畑

5月

茶摘みの様子 「夏も近づく八十八夜」。
新葉が4〜5枚ほど開くこの時期が、いよいろ茶摘み!【一番茶摘採期】

一番茶の収穫時期は、それほど気温が高くない為、比較的収穫期間が長く、収量も多いのが特徴です。
最近は温暖化で茶摘時期が少々早くなってるようです。
【この時期の作業】
■ 一番茶の摘採 : タイミングを逃さず手早く摘みます。
■ 夏肥(礼肥) :
 茶摘で傷ついた葉に元気を与える為に、礼肥を与えます。
■ 夏整枝 :
 次の摘み取りに備え、古い葉が入らないように枝ぶりを切り整えます。
■ 害虫防除 : 必要に応じてしかるべき対策をとります。

6月

一番茶を摘み採った後の「側芽」が新芽となり、育っていきます。【二番茶萌芽・生育】
一番茶摘採から約50日後に二番茶の摘採を行います。
【この時期の作業】
■ ニ番茶の摘採 : タイミングを逃さず手早く摘みます。
■ 夏肥(礼肥) :
 茶摘で傷ついた葉に元気を与える為に、礼肥を与えます。
■ 夏整枝 :
 次の摘み取りに備え、古い葉が入らないように枝ぶりを切り整えます。

7月


ニ番茶の摘採が終わったこの時期は、三番茶の芽が育っていきます。【三番茶萌芽・生育】
【この時期の作業】
■ 害虫防除 : 必要に応じてしかるべき対策をとります。

8月

ニ番茶の後は気温が上がるので、ニ番茶摘採から約30〜40日後に三番茶の摘採を行います。
【この時期の作業】
■ 三番茶の摘採 : タイミングを逃さず手早く摘みます。

9月・10月

三番茶が終わり、秋風が吹くようになると、お茶の樹は冬の準備に入ります。
【この時期の作業】
■ 秋肥(礼肥) :
 来年、元気なお茶葉をつけて貰えるように、礼肥を与えます。
 一度にたくさん与えると根傷みするので、数回に分けます。
■ 秋整枝 :
 気温が18度以下になり、葉の発育が落ちると、翌年の一番茶に古い葉が入らないように茶株の刈面を整えます。
■ 害虫防除 : 必要に応じてしかるべき対策をとります。