当園で愛用している茶器の作家をご紹介します。
色絵磁器 藤野貴則(ふじのたかのり)
自然の素朴な姿を 繊細な筆で描きうつされた 絵画のようなうつわ
長野の工房で作り出される器たちは、素朴な自然を細かく活き活きとさり気なく描かれたものばかりです。ご本人いわく「展示会で東京に3日いると、土が感じられる長野に帰りたくなります。」とのこと。
自然と寄り添って生活していらっしゃる方ならではの、 豊かな感性がうつわにも映し出されています。
大分県耶馬渓にあるご実家では、お父様の時代、山の頂き辺りの林を切り崩し、畑を造るところから茶造りを始められました。
土を慣らす為に石を取り除く作業や茶摘みなどのお手伝いをされていたそうです。
茶に対する造詣の深さは、生産に携わった経験の賜物です。
造詣や絵を愛でるだけでなく、使うことで草花が揺れるような可憐さや注ぎ口から流れ出る湯の美しさが生じ、うつわに生命が宿ります。
■お問い合わせ
【工房】 〒384-055 長野県小諸市柏木1270-6
陶歴
1974年 大分県耶馬渓に生まれる
1994年 九州デザイナー学院卒業 末岡信彦氏に師事
1996年 日本伝統工芸展初入選
1997年 伝統工芸新作展初入選
2005年 日本工芸会正会員となる
2006年 一水会展初入選
2008年 さいか屋川崎にて個展
2009年青梅ギャラリー亜陶にて個展
その他、京王百貨店(東京・新宿)、西武百貨店本店(東京・池袋)など各地で個展を開催